加治丘陵・唐沢流域樹林地の

巡視日誌

 

 

2006年4月〜2007年3月

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2007年3月28日(水) 晴れ
 高養寺のアカガエルの卵塊はオタマになっていた。西側主園路から入り手前の沢で観察、ヤブレガサの新芽が出て葉が付いた、ウグイスカグラに花が咲いており、よく調べたら3種類のウグイスカグラが混在していた。ルリタテハとテングチョウを見る。西尾根のタヌキの溜め糞場では、少し使用している痕跡があった。園路の北側のツルグミが開葉、モミジイチゴが沢山花を付けていた。中央林間広場でしばし観察、気温19℃、ナガバノスミレサイシンとシュンランが花の競演、ウバユリ開葉。クスノキの幼樹再確認したが、葉のダニ部屋は全部には付いていないようだ?他に2本発見した。近くの雑木林にタチツボスミレが沢山咲いていた。唐沢を渡り東尾根へ、唐沢にはアブラハヤの大きなもの、小さなものが沢山いた。階段から北に入った所にサイハイランが8株有りマークが付けられていた。イチヤクソウのツボミは大きくなったが花の軸はまだ伸びず?小さな沢を下るが、ここにもウグイスカグラが3種混在していた。北林間広場で昼食を挟んで観察、ヤマルリソウが咲いていた。
湧水池をまわり、早めにトラスト地を後にした。
※阿須のカタクリを見に行く、見事な群落で花が咲いていた。
 

2007年2月21日(水) 曇り後晴れ
 高養寺に寄る、アカガエルの卵塊が17も増えていた。西側主園路からトラスト地に入り直ぐに西尾根に上るが変化なし、中央林間広場でしばし観察、気温10℃、湿地には水有りしみ出すぐらい、小川のダムは満水。カラスザンショウの冬芽の写真を撮る。常緑の小さな木を見つけて写真に撮り家に帰って調べたら、クスノキの幼樹であった、なぜ1本だけこんな所に生えているのだろう?。モミの下でサネカズラの群落を観る。
唐沢を渡り直ぐに林の中を直登し東尾根を北に向かう、途中ノウサギと思われる食痕があった。北林間広場で昼食を挟んで観察、こちらのサネカズラの葉の方が赤色が濃い?
湧水池をまわり中央主園路から帰路に付いた。

 

2007年1月19日(月) 曇り
 高養寺に寄りお参り、弁天池と側溝にヤマアカガエルの卵塊3、西の池に卵塊11を観る、
昨年より10日程早い産卵だ。西側主園路と中央主園路の間の尾根道から入る、オオタカの食痕やウラジロの群落を見る。中央林間広場で少し観察後、唐沢を渡り東尾根へ唐沢でアブラハヤを見る。北林間広場で昼食を挟み観察、ツル生の植物を見つけ写真に撮る(帰ってから調べたらサネカズラだった)、唐沢本流の左岸で新たにサイハイラン4株を見つけてマークする。ジャノヒゲの青い実がきれいで写真に収める。湧水池をまわり中央主園路を通り帰路に付く。トラスト地全域でマンリョウの赤い実と、カシワバハグマの白い花殻が風に揺れていた。

 

2006年12月30日(土) 晴れ 9:20〜12:55
 高養寺に寄る、一年間のお礼と来年の安全を祈願した。
西側主園路から入る、サイハイランは開葉して元気、ツルアリドウシは変化なし。
あちこちの沢に水流があり、歩道にも水が流れている。中央林間広場で少し観察、湿地にも水が多く流れ出している。唐沢を渡り東尾根へイチヤクソウの群落あり。沢の淵に水多し水温13.5℃、気温は9℃。北林間広場で昼食を挟んで観察、唐沢水温8℃、湧水池水温11℃唐沢本流の下部を調査。午後は西尾根を上る、ゴミが多く回収、シシガシラが有った。中央主園路を通り帰路に付いた。

2006年11月2日(木) 晴れ 10:00〜14:40
 高養寺に寄る、西側の池の金魚は皆姿が見えなかった。
久しぶりに金子神社まで足を延ばしてお参りしてから沢を下る、途中サイハイランの若葉が出ていたのでマークした。沢の出会いのモミ林でアカモミタケを探す、先人がいたようで残りが少なかった。中央林間広場で11:00〜13:55昼食を挟んで観察とベンチづくりとダムづくりの作業を行う。先月ヤマカシュウと思っていたのは、よく見たら枝分かれの多いサルトリイバラだった。葉の切れ込みのある木を見つけたが名前が分からず家に帰ってから調べたらカクレミノの幼樹とわかった。ここでアカミミタケを大量に採取できた。気温15℃
午後は唐沢を渡って東尾根へ、アケビの実を見つけたが見つからなかった。途中から唐沢右岸に下りる、あちこちでサイハイランに葉が付いていた。北林間広場を通過して南へ戻り途中から西尾根へ、久しぶりにタヌキの巣穴に寄るが使っているのか不明?。
さらに南へ行き、二三個所定点観察してから帰路に付いた。 

2006年10月12日(木) 晴れ 8:50〜11:55
 高養寺に寄る、東側の池の近くに弁天様が祀ってあるが分かりこれからは弁天池と呼ぶことにした。境内は草刈りの手入れがされきれいになったいた。
西側主園路より入り手前の沢に寄る、サイハイランの新しい葉が出始めていた、カシワバハグマは花が咲き出した。トラスト地に入りタチシオデの再調査をした。サルトリイバラに赤い実がついている、コウヤボウキにも花。
中央林間広場でしばし観察、気温20℃、湿地に水が有る。ヤマノイモにむかごがついた、ツクツクボウシがまだ沢山鳴いている、ツルリンドウに赤い実が、タチシオデに黒い実。
唐沢を渡り東尾根から北林間広場へ、途中アケビの実を探したが見つからず。
湧水池のアメリカザリガニは大きくなって、赤く色付きはじめたものもいる。
ヤマジノホトトギスはみな種をつけていた。中央主園路を南に行き帰路に着いた。
途中のツルニンジンは花が終わってしまい実をつけてしまった、残念! 

2006年9月4日(月) 晴れ 9:10〜11:45
 高養寺により西側主園路よりトラスト地に入り直ぐに西尾根へ、タヌキの貯め糞場は少し前に使用した形跡有り。メモリアルパークの柵に沿って北上、途中ツルアイドウシの群落を見つけマークする。中央林間広場でしばし観察、ヤマジノホトトギスとツルリンドウの花が咲き出した、ツチガエルも元気。唐沢を渡り東尾根を北へ、途中アケビの実を見つけるが見当たらず?ゴンズイの花が高い所で咲いていた。北林間広場でウドの花を初めて見る。湧水地にはアメリカザリガニの子どもが沢山居た。
中央主園路を通り帰路に着く、途中でツユクサの花を見る、ツルニンジンは沢山つぼみを付けており来月が楽しみだ。

2006年7月31日(月) 晴れ 9:00〜12:00
 長かった梅雨も やっと明けすずしいので出かけた。高養寺に寄るがオタマジャクシはすっかり姿をけし、ヤマユリの花も皆終わってしまった。
西側主園路側から入る、手前の沢のギンランの花も終わり、サイハイランの葉もすっかり消えてしまった、ツルアリドウシは変化なし。トラスト地に入り直ぐに西尾根に上る、アキノタムラソウの花が咲き出した、タヌキの溜め糞場はしばらく使用されていない様子。
再び主園路に戻り中央林間広場へ、オトコエシ、オカトラノオに花が咲き出した、クモキリソウの花は終わった。湿地の中で以前から不明だった木に花が咲いているのに出会う、写真に撮り家に帰り調べたら、ノリウツギと分かった(葉が輪生であったので分からなかった)
唐沢を渡り東尾根の西側を行く、アケビの観察するが、花も実も見当たらず。
11時近く北林間広場へ、気温24℃、水温20℃、近くでウスタビガの新しい繭を見つける、イチヤクソウにつぼみ。湧水池周辺の観察でクモキリソウを新たに2株見つけマークした。
ヤマユリ2株は花は終わっていたが、それぞれ2ケづつ花を付けた様だ。
中央主園路を南へ戻る、途中のカシワバハグマ群落は変化なし。
12時近くになり、帰路に着く。途中薮の中で動物の子どもに出くわしたが、双方ビックリしてしまいよく分からずに別れてしまった(灰色で30センチぐらいで、タヌキかも?) 

2006年6月30日(金) 曇り 19:20〜21:00
 ホタルの飛び交う時期に成ったので、初めての夜の観察に出かけた。
高養寺の墓地の側を通り、西側主園路よりトラスト地入り沢沿いに進む。
20時近くに中央林間広場に着きでしばし観察したがホタルの姿なし、唐沢沿いに北林間広場広場まで往復するもこちらのも姿なし。中央主園路を通り帰路に着く。
時期が合わなかったのか、生息しないのか?再調査が必要かもしれない。

 

2006年5月17日(水) うす曇り 9:00〜12:00
 高養寺による、側溝のオタマは皆元気。
西側主園路の入り口に新しい看板がつけられた、リスがトラスト地の保全についてお願いしているところが描かれていて、なかなかかわいいものだ。
トラスト地手前の沢ではギンランに多数の蕾み、フタリシズカに花がついた。トラスト地に入り直ぐ西尾根へ、モグラ塚元気、シシガシラの若葉がきれい、リョウメンシダ発見、ヤマツツジに花、タヌキの溜め糞場は使用中だった。中央林間広場へ下りる道にハイチゴザサ多し。広場で観察10:20〜11:10、気温18℃、ツチガエル成体2、ミヤマシラスゲに雄花、雌花皆元気、ミョウガの芽が出そろった、アカメガシワ元気、ハリギリの幼木開葉、大きなモミの木の下周辺にツルアリドウシを沢山見つけた、クモキリソウ開葉はじめた。
唐沢を渡り東尾根へ、タヌキの溜め糞場はいろいろな芽生えがあった。小さな沢の下り口で新たにサイハイラン1株発見。唐沢右岸で観察、いつも見ているサイハイランは葉が黄色になり花はつかず、カシの木の近くのものは葉が黄色になったが蕾みを付けていた。ギンラン1株見つけマーク。北林間広場は11:45通過、イチヤクソウに蕾み。湧水地の奥のサイハイランはみごとな蕾みを付けていた。中央主園路を通り帰路につく。出口にもリスの看板があった

 

2006年4月10日(日) 曇り 9:40〜12:00
 今年から緑のトラスト保全地の巡視員制度がなくなったので、「観察日誌」に名称変更しました、これからもよろしくお願いいたします。
高養寺に寄る、東側の側溝のアズマヒキガエルの卵はみな幼生となていた。
トラスト地に入り、2004年4月6日に撮影した場所と同じ位置からの写真撮影を行いながら進んだ(アルバム参照)。源流部のハリギリ2本が開葉始めた。中央林間広場では、ナガバノスミレサイシンの花が終わりフモトスミレの花となった。東尾根から北林間広場へ、途中のヤシャブシの根元のタヌキのフンが無くなっていた。唐沢本流の近くで新たにサイハイラン2株を見つけマークした。中央の雑木林の中でシダの同定、イヌワラビと思っていたのはオクマワラビではなかろうか?。桜が2種類咲いていた。西側主園路を通り帰路につく。

 

 

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