加治丘陵・唐沢流域樹林地の

巡視日誌

 

 

2005年4月〜2006年3月

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2005年8月17日(水) 晴れ 9:45〜15:10

 高養寺から入り金子神社へ。いつもの様に金子神社へお参りし周辺の観察中、境内で意識不明のけが人を発見直ぐに携帯電話で救急車を呼ぶ。ややしばらくして救急隊員が到着し患者は収容されていった。トラスト地に入り東の境から唐沢に下りる、携帯電話に着信があり、金子神社に戻り警察の調査に立ち合う。再びトラスト地に向かい中央林間広場へ、遅い昼食と観察。オトギリソウに花、水路で水中に潜るクモを見て写真に撮る、ハイイロチョッキリが盛んにコナラに産卵し小枝を落としていた。中央主園路を通り北林間広場へ、気温27℃、唐沢水温22℃、湧水池水温19℃。コバギボウシに花、唐沢本流でツチガエルを見る。

中央林間広場に戻り西側主園路から帰路についた。

2005年8月5日(金) 晴れ 9:45〜13:45

 高養寺のヤマユリの花は終わりに近付いていた。西尾根路から入る、ヒグラシが身にまとわりつくほど多い。メモリアルパークの東屋のフェンスの外トラスト地側にゴミが多く片付ける。タヌキの巣穴に寄る、先月巣穴の入り口に立てかけた小枝が外されており穴は使用されている様子。中央主園路に下りて北に向かう、途中タチシオデの群生を観察。

北林間広場でしばらく観察、気温30℃、唐沢水温23℃、湧水池水温19℃。

オオバギボウシ、ヤブラン、アキノタムラソウ、ハエドクソウなどが花を付けていた。

階段を上り東側主園路を通り中央林間広場へ向かう、広場で昼食を挟み観測。

シロヨメナ、オトコエシに花、サワガニ、ツチガエル、ヤブキリを見る。

広場西側でコナラの大木が虫食いで根元から倒れていた。中央主園路から帰路につく。

2005年7月21日(木) 晴れ 9:15〜14:00

 高養寺に寄る、境内のヤマユリの花が満開、シオカラトンボやカラスアゲハを見る。

西側主園路から入りトラスト地手前の沢を観察。タマゴダケ多数発生、タヌキの貯め糞場に久しぶりに新しい糞がありタヌキが戻ってきたらしい。トラスト地に入り境界のロープに沿って西側と東側の尾根まで往復するが特に異常なし。シシガシラが栄養葉と胞子葉を付けていたので写真に収める。中央林間広場の手前でアカショウマのピンクの花、オオバギボウシも沢山咲いていた。広場でしばし観察、ツチガエル、カナヘビ、コバネイナゴ、オニヤンマのヤゴの抜け殻、オカトラノオの花、ヤマイモの花等を観る。

中央主園路を北に向かい途中から西尾根方面へ、タヌキの巣穴は使っているようなので入り口に小枝で細工をしておいた。近くにベニカミキリが来たので写真を撮る。

北林間広場で昼食と観察、青梅新町から来た人と会いトラスト地の事を説明した。

その後、東側の小さな沢を上り尾根路を南へ向かう、ヤマハゼが実を付けていた。

階段を下りた所にウワミズザクラの実が落ちていた、里よりだいぶ遅いようだ。

中央主園路を通り帰路についた。

2005年7月1日(金) 曇り後雨 9:40〜13:40

 高養寺裏から尾根を通り金子神社へ、お参りしてから東の尾根道からトラスト地へ入る。

北林間広場にはイグチの仲間のキノコが沢山生えていた。雨が降り出したのでトラスト地案内板の屋根の下でしばし雨宿りをしたが、止みそうも無いので雨具を付けて出かけた。

涌水池を見てから中央主園路を南に行き、途中から西尾根道に向かいトラスト地境で西側主園路に下りる。途中タヌキの貯め糞場を見るが最近使用されていない様だった。

中央林間広場の手前でノリウツギが白い花を付けていた、雨は一向に止まず再びトラスト地案内板の屋根の下に入り、立ちながら昼食と休憩をした。付近ではオカトラノオの白い花、黄色のケキツネノボタンの花が咲いていた。中央主園路を北に向かい午前中歩いた所まで行き引き返した。路は雨水が流れ所々で水たまりがあり排水路を作る。

中央主園路を通り帰路につく、雨は相変わらず降り続いていた。ホタルガがあちこちで飛び回っていた。

2005年6月21日(火) 晴れ 10:00〜14:30

 高養寺に寄る、6/5の一斉清掃日があり側溝もすっかり奇麗になりオタマが居なくなってしまった。境内のヤマユリの蕾みが大きくなったが花はまだだ。西側主園路から入る、トラスト地には新しい看板が立てられていた。ドクダミの花が満開。タヌキの溜め糞場を見るが最近使用されていない様子、糞から芽を出した植物が沢山有り(イチョウ、カキ、ミツバアケビ、ケヤキ)写真に収める。中央林間広場でいつもの様に観察、湿地のスゲの種類が増えた様だ(オニスゲ、ヒメシラスゲ、ゴウソ、ホタルイ)。ツチガエルを8体初めて見る。

オオカワトンボもやっと写真に撮る事が出来た。オニヤンマの飛行も見られた。

昼食後、中央主園路を北に向かい北林間広場へ、サイハイランもナルコユリも花はすっかり終わってしまって残念。ヤブレガサに遅い花、ヒトリシズカに実がつきだした。

しばらくしてから、唐沢の中を上流に向かい途中から東の尾根に上る。ケモノ道を辿るとタヌキの溜め糞場を見つけたが古い物であった。階段を下り中央主園路から帰路につく。

2005年6月1日(水) 晴れ 9:30〜14:30

 高養寺から入り西側主園路を行く、コアジサイの花が随所で咲き出した。モミジイチゴに黄色の実がなり少しいただく、甘酸っぱくおいしい。中央林間広場で観察、ノゲシ、シソバタツナミソウ、ヒメジョオンの花を観る、カマキリもお出まし。昼食後東側主園路の階段を上りアカマツ林の中を行く、エゴも花を付けていた、カナヘビを沢山見る。

小さな沢の湧水チェック、気温24℃、水温14℃であった。沢の下部でカセンソウ、ニガナの花が咲いており、サイハイランもやっと蕾みが二つ開き始めていた。ナルコユリは沢山の蕾みを付けていた。北林間広場でしばし観察、気温21℃、唐沢の水温16℃、湧水池水温12℃、池にはアメリカザリガニの子が沢山いた。その後オートバイは来てない様だ。

中央主園路を通り帰路につく。

2005年5月18日(木) 晴れ 10:00〜14:30

 高養寺から入り金子神社へ向かう、途中ハルゼミの声と思われる声を聞く。

東尾根道を行き途中から唐沢に向かい下りる、マルバウツギが満開、ヤブレガサはまだつぼみ。唐沢右岸に出てトラスト地境まで上る、沢を横切る時サワガニとドジョウを見る。

中央林間広場でしばし観察、ミヤマシラスゲに花、サルトリイバラに花と実、ハハコグサに花、クチナシグサも多くなったようだ。

昼食後、東側主園路を行く、フタリシズカに花。階段を下りて北林間広場へ、周辺にオートバイの轍があり又乗り入れた人がいる様で困ったものだ。

中央主園路から西側主園路を通り帰路につく。

2005年5月3日(火・祝) 晴れ 10:30〜14:30

 高養寺に寄る。東側の池のオタマは全て側溝へ移動するも水が有るので皆元気、ほとんどがヤマアカガエルの様だ。トラスト地に入り西側の尾根道を行く、途中タヌキの貯め糞場を見るが最近使用してない様だ。尾根道が終わる所でヤマツツジの群落があり花が満開だ、ヤマウルシにも雄花が着いていた。中央主園路に向かって下る、ホウノキ開花、コウゾに雌雄の花。中央林間広場に出てしばし観察、スミレの花は終わったがチゴユリの花が多い、ヘビイチゴも黄色い花を付けている、ヤマカガシに会う。

昼食後、中央主園路を北に向かう、途中ヤマユリが多くなった花が楽しみだ。

湧水池の近くのサイハイランと思っていたのはオオバギボウシの種だった。唐沢本流でアオサギを見る。白い小さな花二種を写真に撮る、(クチナシグサ、ツクバキンモンソウ)

東側主園路から中央林間広場を通り帰路につく。今日は祝日だった為か大勢の人に会った。

2005年4月19日(火) 晴れ 10:00〜14:50

 高養寺に寄る。池の水面に桜の花びらがいっぱいに広がって綺麗、オタマジャクシは皆元気に育っている。西側主園路から入る、付近の沢ではヤブレガサが開葉チゴユリも咲き出した。中央林間広場に着き周辺を観察する。タチツボスミレ、フモトスミレは群落で満開、ナガバノスミレサイシンは花が終わった様子。ホウノキも開葉、ゼンマイも芽を延ばしている。昼食を済ませてから、東側主園路に向かい階段を上がりアカマツ林を行く。続けて観察していたハリギリが瑞々し奇麗な葉を広げていた。チゴユリの群落地を通り沢を下る、源流部の湧水の水温12℃、気温25℃だ、沢の下流部でミツバツチグリとジュウニヒトエが花を付けていた。北林間広場に出て中央主園路を通り帰路につく。ヤマザクラは満開だった。

 

2005年4月1日(金) 晴れ 9:30〜14:00 

  高養寺から入り西側の尾根道を行く。タヌキの溜め糞場を見る、使用中の様子。

尾根道に戻り更に北に向かう、途中アセビ、シュンランの花が沢山咲いている。

中央主園路に下りて北に向かう、ヒメカンスゲも花を付けている。北林間広場に着きその周辺を観察する、気温16℃、唐沢の水温6℃。陽当たりのところでテングチョウとルリタテハを写真に収める、タチツボスミレも咲き始めた。東側主園路を上り中央林間広場へむかう、ケヤマハンノキの雄花は皆落ちた。途中のアカマツ林のところで昼食にする、この周辺にはシュンランが特に多く、奇麗な花を付けている。中央林間広場から西側主園路の端迄を往復するが特に変わった事はなし、沢の水はやや少ない。中央主園路を経て帰路につく。

 

 

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